シンガポールは日本と同じように、安全で街が綺麗✨というイメージと言われています。確かにゴミをポイ捨てすると罰金が科されるという他国では類を見ない、取り締まり方法をしている国なんです。しかし、実際に住んでいると本当にそうなのかな?と疑問に思うことも多々あるので、今回はそんな内容です。
ゴミを捨てるのは有料?これがシンガポールの現実!
シンガポールでは燃えるゴミ、燃えないゴミ等関係なく、どんなゴミであっても、捨てるのにお金がかかっています。世帯ごとに支払う必要があり、住んでいる建物によって値段が異なります。そして毎月支払います。
HDB(日本でいう公団住宅)/$7.5
コンドミニアム/管理費用に含まれている
一軒家/$25.0
路面店商業用施設/家賃の約1%前後
HDBやコンドミニアムの場合、各部屋、各階にダストシュートというものが設置されていて、ゴミ捨て場に捨てに行くのではなく、ダストシュートの中にゴミを入れると、一階、もしくは地下にあるゴミ捨て場に勝手に落ちるようになっています🤔このダストシュート、便利ではあるんですが、ゴミ捨て場に直結となっているため、匂いがしたり、虫が上がってきたりしてしまうのです💦家を選ぶ際はぜひチェックを👍
ゴミの分別
シンガポールのごみ関連のルールは国の機関であるNEA/National Environment Agencyが定めています。今のところ、分別というカルチャーが全くと言っていいほど定着していません。最近になってシンガポール政府が”分別してリサイクル”という概念の普及を進め始めました。なのでゴミは生ゴミでもペットボトルでもダンボールでも同じゴミ箱の中にドカンっ‼️と捨てます。
写真の緑のボックスにゴミを捨てるのですが、捨て終わった後はこのようにきたなーい感じになっていたりします。シンガポールにはカラスはあまりいないのですが、その代わりに鳩が生ゴミの多いゴミ箱周辺をうろちょろしています。
粗大ゴミの処理方法
ソファや棚などの家具には別途料金がかかります。処分したいもののサイズをTown council/所属地域の町会に伝え、値段を確定してもらい、オンラインにて支払います。住居によって値段は異なるそうで、HDBは毎月3つまで無料、4つ目以降は$5程度、それ以外はサイズにより$120-$250くらいに設定されています。そして、その手続きがめんどくさい、お金を払いたくない人が多いようで、町の裏通りには不法投棄が散乱しているのも事実なんです😢
ゴミの行き先
シンガポールは東京都と同じくらいの大きさとよく紹介されますが、ゴミの排出量に関しては、東京都は年々減少しているのに対し、シンガポールは増加傾向にあります。しかも、1人あたりの年間排出量は、東京よりもシンガポールの方が多いんです‼️調べてみてびっくり😳東京0.36トンに対してシンガポール0.55トンとなっています。1人で1年間にこんな量捨てているとは🤔さて、東京よりもゴミの量が多いシンガポール、さらにそのゴミは分別もされずどうなっているのかというと、一ヶ所に集められたのち、人の手によって分別されています💦途方もない作業。そんな仕事が存在しているとは。。
ゴミのない清潔な町を保てているのは、そういった人たちの働きあってなんですね。日の目を浴びることのない仕事ですが、誰にでもできることではないので尊敬です。分別が終わったゴミ達は処理能力の高い焼却プラントへと運ばれます。シンガポール国内には国営、民間合わせて4つのゴミ処理プラントがあり、1日の最大焼却量はそれぞれ800~3,000トンと、高い処理力を誇っているそうです。焼却後は体積が90%以下となり、セマカウ埋立地へと運ばれているそうです。
人工埋立地セマカウ島
セマカウ島は1999年にシンガポール本当より8km南に作られた、約3.5平方キロメートルの人工島で、シンガポール唯一のゴミ埋立地となっています。環境省によると2045年までは維持できる計算であったが、人口の増加や使い捨て製品の急速な普及などにより、2035年には許容量を超えてしまい、予定よりも10年早く寿命が来るそうです。どの国にも問題はあるものですね。人工の埋立島ってどんなところ?時になる人も多いのではないでしょうか?じつは、見た目はすごく綺麗で、マングローブが植林されていて、バードウォッチングなどを楽しめるため、観光しに行くこともできます。
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