シンガポールの歴代首相でもっとも有名なのが、建国の父リー•クワンユー1965-1990、建国以降35年間もの間、国を引っ張ってきました。
次に有名な首相といえば、リー•クワンユーの息子リー•シェンロン。2020年現在の首相になります。
実はその2人の間にゴー•チョクトン1990-2004が14年の間、シンガポール共和国の二代目首相となっていました。
シンガポールの選挙権
①21歳以上のシンガポール国籍を有する者
※永住権者(PR)は選挙権を有しない
②義務投票制 ・棄権した場合には選挙人名簿から削除となり、選挙権剥奪されます
名簿への再登録は可能ですが、正当な理由のない棄権をしていた場合はS$50の手数料が必要となります
シンガポールの選挙投票率
2006年総選挙 94.00%
2011年総選挙 93.18%
2015年総選挙 93.56%
義務投票制となっているシンガポールの選挙投票率はいつでも90%台‼️不参加者を選挙人名簿から削除しているとはいえ、いつでも50%台の日本からすると凄まじい参加率です。
2020年7月10日の選挙で、シンガポール政府の与党である人民行動党/PAPは得票率は61.2%でした。
シンガポールの選挙種類
シンガポールはフランスやロシアなどと同じく、首相と大統領が両方存在する国となっています。
そのため、大統領を国民が選ぶ直接選挙制の大統領選挙と、国会議員選挙の二種類に分かれています。
国会議員選挙はシンガポール全土を小選挙区(1名選出)と集団選挙区(3名~6名選出)に区割り行われます。
小選挙区では、1選挙区ごとに1名を選出。
集団選挙区では、1選挙区内の定数は3〜6名を選出。
集団選挙区の特徴、
①有権者は個人ではなく、政党に投票し、最大得票政党がその選挙区の議席を全て独占
②「民族クオータ制」 立候補者グループ内に少なくとも1名は、国民の約75%を占める 中華系以外の候補者を入れなければならない
シンガポールの政党
シンガポールの政党はそれぞれがそれぞれのシンボルとなるフラグを持っています。なんだか可愛い🤩
人民行動党(People’s Action Party)/PAP
シンガポール労働者党(Workers’ Party of Singapore)/WP
民主進歩党(Democratic Progressive Party)/DPP
シンガポール民主連盟(Singapore People’s Party)/SPP
国民団結党
革新党
シンガポール人民党
2020年7月10日の選挙
新型コロナウイルスの感染拡大が続き、シンガポール共和国独立以来の経済危機に陥る中で、実施されたました。
感染防止のために、人により時間指定が行われましたが、一部地域では大行列となっていました。
PAPは選挙戦で雇用の維持・確保を優先課題として、10万人の新規雇用や中高年の再雇用支援などを公約に掲げていました。
年間国内総生産/GDPの約20%に相当する巨額の経済対策を実施した実績から危機下で安定を求める有権者の支持を固めました。
開票結果が11日未明に発表され、1965年の独立以来政権を握る与党・人民行動党/PAPが83議席を獲得し勝利した。
主要野党の労働者党/WPは10議席と、前回15年の6議席から上積みに成功し党勢を拡大。PAPは憲法改正に必要な3分の2を上回る、約9割の議席を引き続き確保することとなりました。
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